西高ニュース

第9回すずらん塾の報告

2023年1月27日金曜日午後1時、体育館には在校生が既に集合していました。
ダンディな大槻校長のご挨拶を皮切りに「第9回すずらん塾」が開始されました。
この度の講師は、株式会社幻冬舎最高顧問、第25期卒業の小玉圭太さんです。
在校生、先生方から拍手で迎えられました。


旭川西高の生徒

講師の小玉圭太さん

テーマは『今こそ自分の「表現」を見つけよう』です。

小玉講師はホワイトボードに大きく
「表現とは共同体からこぼれ落ちる個体の悲しみを描くこと」としるしました。
 何と詩的な素晴らしい表現でしょうか。
更に講師は、表現する事によって自己が救済されるのだ、と訴えました。
好む好まずにかかわらず共同体で生活している私達は、それぞれ固有のコンプレックスや矛盾を抱えています。 その苦しみや悲しみを癒すために「表現」という手法を用いる、という事です。 その表現の舞台としては、文学・音楽・演劇等々が考えられます。
多くの学生達が目を輝かせて講師の話に耳を傾けていました。
小玉講師は続けます。日々感動すること、また圧倒的な努力をすることが重要である、と。

小玉講師の多彩な人脈は文学界のみならず、芸能界・テレビ業界・映画業界に及び、学生達を飽きさせません。また、講演の最中には自らが出版に携わった本や学生たちに読んでもらいたい本を推薦頂きました。講演時間の一時間は、またたく間に過ぎ去りました。
その後に設けられた質問タイムでは多くの学生たちが手を挙げました。
中には「足が震えた!」と訴える生徒さえいました。
これ程小玉講師の言葉は学生達の心に刺さったのです。
最後は在校生を代表して、2年生の池田さんから感謝の言葉を頂きました。

その後、場所を教室に移して更に有志による質問タイムが続きました。
すずらん塾を通して学生達が抱えている悩みの一端に触れることができました。
そして、その解決の一助になれたのでは、と感じました。

 


最後に、母校との連絡・打合せ等「すずらん塾」実現のためにご尽力頂いた、第17期鈴木敏朗さん、そして第20期荒川繁さんに深く感謝申し上げます。
【第30期 渡辺雅樹 記】